更新日：2023/06/27
上半期の感謝を込めて贈るお中元。お酒好きな方には、日本酒のギフトを贈りませんか？
高品質な日本酒だけを扱うセレクトショップ「吟天」が、お中元に最適なお酒を厳選。
お中元のマナーや贈るものの相場についても解説します。
＊一部画像をクリックすると、ペアリングレシピがご覧になれます。ぜひお試しください。
お中元は、日頃お世話になっている人に対して、「今年上半期もありがとうございました」「今後もよろしくお願いいたします」という気持ちを込めて贈る、ご挨拶の品です。また、暑さ厳しいなか元気にお過ごしください、と身体をねぎらう贈り物でもあります。
勤め先の関係者や、親族、特にお世話になっている友人などに贈るのが一般的です。
一般的にお中元を贈る期間は、7月上旬～15日です。西日本など地域によっては、旧暦にあたる8月上旬～15日に贈るとされる場所もあります。
先方の地域がどちらにあたるかわからない場合には、基本的に7月上旬～中旬に贈ると失礼がないでしょう。
7月15日（旧暦の場合は8月15日）を過ぎた場合には、立秋までは「暑中御見舞」や「暑中御伺い」、それ以降は「残暑御見舞」「残暑御伺い」として贈ります。
「御見舞」は目下の者に対する言葉遣いである、という説があるため、目上の方に贈る際、百貨店などでは「御見舞」ではなく「御伺い」を使うことが多くなります。
暑い時期の贈り物なので、ひんやりしたアイスやゼリー、ドリンク類、果物などがポピュラー。ビールなどのお酒も人気です。
厳密な決まりはないので、お相手の好みなどを確認し、合いそうなものを贈りましょう。暑さで傷みやすい品を贈る際には、クール便などの手配をお忘れなく。
金額の相場は3,000～5,000円とされます。
こちらも厳密な決まりはありませんが、あまりに高額な品は「お返しをしなければ」とお相手の負担になってしまうことも。また、基本的にお中元は毎年贈るものなので、ある年にお金をかけすぎるとその後自分が苦しくなる可能性もあります。
今年は特にお世話になったので、ぜひいいものを贈りたいと感じる方には、お中元としてではなく「御礼」などとして贈るのがベターです。
☆お中元の相場にこだわらず、「御礼」として贈り物をしたい方はこちらの記事も参考になります。
☆「『日本酒をプレゼントするときのポイントは？』こちらをどうぞ。
さてここからは、お中元としてちょうど贈りやすい5,000円前後のお酒を中心にご紹介します。 華やかな化粧箱入りの日本酒は、高級感があり贈り物に最適。
目上の方にもスマートに贈ることができます。
化粧箱とロゴのデザインが印象的な、1本。ゴールドの華やかさと、宝石のカッティングを思わせるようなデザインが目を惹きます。
純米大吟醸を、北海道の寒空の下、長期間低温発酵で醸した1本です。
郷宝はこちら
夏の贈り物に「雪」という字がついているのは季節外れな気もしますが、こちらは酒米の名前。大吟醸専用の米として、30年以上にわたる試行錯誤の末に生まれた『雪女神』を、35％まで磨いたとっておきの1本です。
濃厚ながらツルリと飲めるのどごしの良さが魅力で、そのまま飲んでもお料理と合わせても楽しめます。夏らしく、冷やして飲むのがおすすめ。
透明感のある味わいは夕涼みのお供にもぴったりです。
出羽桜はこちら
自家栽培した酒米を精米歩合29％と1/3以下まで磨き、高級木材として名高い秋田杉の木樽で仕込んだ贅沢な1本。
ラベルと化粧箱にきらめくホログラム風のロゴも華やかで、まさに贈り物向きのお酒です。
フレッシュながら甘やかな香りは、大きな花束やフルーツ盛り合わせを思わせるゴージャスさ。それでいて程よい酸で味わいスッキリしており、お料理にもしっかり寄り添ってくれます。
お酒好きはもちろん、渋い日本酒はちょっとな、というお若い方にもおすすめ。華やかで特別感のある贈り物になります。
山本はこちら
贈り物には、味はもちろんビジュアルも大切ですよね。
そこで今回は、おすすめブランドとして、イキイキしたビジュアルのお酒が揃う「栄光冨士」をピックアップ。
お中元に贈りたくなる組み合わせをご提案します。
栄光冨士はこちら
武家の格好をしたくまのイラストがキュートな2本のセットです。
ユニークなラベルが多い栄光冨士のなかでも、こちらは唯一キャラクターのイラストを使ったもの。
2本とも、熊本県産の食用米としても評価の高い「森のくまさん」を使用しています。
『熊太郎』は透明なお酒、『妙延』はうっすらとにごったおりがらみです。同じ米から生まれた2酒の違いを楽しみながら、キュートな瓶を並べて写真を撮るのもいいですね！
通の方にもビギナーの方にも楽しんでもらえるギフトです。
お次は全面ピンク色のラベルで揃えた、花束のようなセットです。
淡いピンクの格子柄は『寿限無』。
穏やかな香りと滑らかな飲み心地で、どんなお料理にも合う万能の食中酒です。
対して、濃いピンクに大きな題字がインパクト抜群なのは『愛山』。
世界的なワイン評論家から高評価を得たことで一躍その名が知られた1本です。濃厚な甘みと香りが広がる、飲み心地はゴージャス！ ラベルに負けない存在感です。
鮮やかなラベルのセットは、箱を開けただけで気分も上がります。華があるあの人への贈り物にいかがでしょうか？
色々なカラーのラベルがあるのでピンクに限らず、お相手の好きな色に合わせて選んでみるのもいいですね。
☆カラフルな栄光冨士のお酒ラインナップはこちら
見た目はもちろん、名前もカッコいいのが栄光冨士のすてきなところ。
「星」のつく日本酒をセットにすれば、夏の夜空を思わせる粋なお中元ギフトになります。
4酒をご紹介しますので、ぜひ贈りたいお酒を探してみてください。
白地にネイビーが爽やか。お中元の定番、あのビールを思わせる星マークがついているのは『七星』です。柑橘のよう香りと酸味で、フレッシュに楽しめます。
ブルーにブラックの星は『SHOOTING STAR』。食用ブランド米の『はえぬき』を使った1本です。ご飯を思わせる包容力がありながら、後味はすーっと消えていく、その名の通り流れ星のような味わい！
きらりと輝くライトブルーが涼し気なのは、『星天航路』。サラリと上品で透明感のある、まさに夏に飲みたい日本酒です。
夜空に星がきらめくような、あるいは花火が打ち上がったような華やかなラベルは『星祭』。ほんの少しの渋みと、栄光冨士らしい甘みのバランスが絶妙で、飲みごたえある1本です。
爽やかなものが多く、ここから1本選ぶもよし、2本でセットにするもよしです。キラリと光る星のように、印象に残る贈り物になってくれるでしょう！
セットで贈ると楽しいお酒は、もちろん栄光冨士以外にもあります。
お中元に贈りたい、バラエティ豊かな2本セットをご紹介します。
こちらは、日本酒は飲み慣れないけれど、フルーティなお酒やカクテルは好きという方に贈りたいセットです。
言わずと知れた米どころ新潟県の酒蔵の、純米吟醸と純米大吟醸を飲み比べることができます。
醸す森は、老舗である苗場酒蔵が「新しい時代に愛されるお酒を造りたい」と立ち上げたブランド。
フルーティでフレッシュなお酒が持ち味で、普段日本酒を飲み慣れないという方にも楽しんでいただけること請け合いです。
このお中元をきっかけに、日本酒好きへの扉が開けるかもしれません。
ちなみに、苗場酒造は、酒蔵直営のレストランで料理とお酒を楽しみ、宿泊もできるオーベルジュを経営しています。もしお相手がこのお酒を気に入ったら、紹介してみるとさらに会話が弾みそうです。
☆マメ知識
「純米酒」とは、人工のアルコールを添加せず、米と麹と水だけで造られたお酒のこと。そのなかで精米歩合が60％以下のものを「吟醸酒」、精米歩合が50％以下のもののことを「大吟醸酒」といいます。
醸す森はこちら
個性派のお酒が好きな人にぜひ贈りたいのがこのセット！
吟天と2つの酒蔵がコラボして生まれたクラフトサケの組み合わせです。
ピンクのシールは「自然米＆あまおう」。
フルーツやハーブを副材料とした酒造りを得意とする酒蔵・LIBROMとのコラボ作です。自然米の甘味に、フレッシュなあまおうの香りが加わり、極上のデザートサケに仕上がっています。果実酒と日本酒をいいとこ取りした1本です。
ブルーのシールは「自然米ホップどぶろく」。
クラフトビールの技術を取り入れて日本酒を醸す酒蔵・ぷくぷく醸造とのコラボ作です。玄米の食感がしっかりと残っており、飲むというより食べるお酒。ホップのほろ苦さと米の旨味、そして白麹由来の酸味が組み合わさり、今までにない飲み口です。
パステルカラーのラベルやコロンとした瓶も含め、いろいろな意味で日本酒の固定観念を覆してくれる2本です。
お盆明けに合う機会があれば、お酒の感想で盛り上がるはず！
GINTEN NatureBはこちら
ここで番外編として、吟天で取り扱いのあるワインをご紹介。
国産ワイナリーとして人気の高い、新潟県のカーブドッチワイナリーの「どうぶつシリーズ」から2本をお選びいただくセットです。
その土地にあったぶどうと向き合い、丁寧に醸すことが持ち味のカーブドッチワイナリーですが、『どうぶつシリーズ』は、「醸造家掛川の趣味にはしったワイン達」とのこと。
やさしい飲みくちのおだやかなワインが揃います。
名前のとおり、味わいから連想されるどうぶつがラベルに描かれています。
「ぺんぎん」「うみがめ」「いっかく」など、夏らしく海の生きもので揃えてみるもよし、気に入ったどうぶつを並べるもよし、選ぶだけでも楽しいセットです。
お洒落な方や、ちょっと力の抜けた大人のプレゼントとして印象に残る贈り物セレクトです。
カーブドッチはこちら
お世話になっているお相手に喜んでもらえそうな日本酒は見つかったでしょうか？
吟天オンラインショップでは、贈答用のお酒のラッピングも承っております。
お中元用ののしはもちろん、簡単なカードの同封などのリクエストにも、可能な限りお応えします。
注文時にぜひお申し付けください。
松下 梨花子 （まつした りかこ）
管理栄養士・ライター
東京農業大学にて栄養学を学び、給食会社に管理栄養士として就職。その後、食と健康についての情報を伝える仕事をしたいと、ライターに転身。書籍や雑誌、webなどで取材・執筆活動を行う。
趣味は、食べること、飲むこと、踊ること。
豊富なスパークリング日本酒・awa酒、厳選した地酒の日本酒オンラインショップ、吟天。
近年、女性人気も高まっている日本酒のご購入には吟天をご利用ください。
通販での販売に加え、日本酒ペアリング食事会（毎月第二火曜）を主催。
随時開催のフレンチ・イタリアンのペアリング会もございます。
吟天シェフ酒サイトでは、日本酒とさまざまなお料理とのペアリングをご紹介し、
さらに美味しく、楽しい日本酒の世界へご案内いたします。
