出羽鶴酒造は、1913年(大正2年)に、
前身であるヤマト酒造店が企業化されることで作られた酒蔵です。
秋田県南部の山間に位置し、四季の気候の違いがはっきりしています。
夏から秋は温暖湿潤、冬は寒冷で酒造りに最適な環境条件です。
そんな環境下で造られるおススメ酒は、「awasake明日へ」。
最近人気となってきている、スパークリング日本酒です。
SAKECOMPETITION2019スパークリング部門1位を獲得したお酒です。
味わいは淡麗辛口で香り高く、ほどよいガス感。
お米の旨味も感じられ、すいすい飲み進められる美酒です。
味わいや飲み口が軽いので、食中酒としても向いています。
冷蔵庫でよく冷やして、シャンパングラスで飲むのがおススメ。
非常に飲みやすい点、13度と低アルコールである点、
炭酸により日本酒感が少ない点などから、
日本酒初心者の方や、20~30代の若い方に向きます。
スパークリング日本酒は、どこから炭酸ガスが出るのか?というと、
酵母がお米の中の糖分をアルコールに変化させるときの
副産物として発生します。
つまり、お酒を瓶に詰めてその中でアルコール発酵すると
自然な炭酸感のあるスパークリング日本酒ができるということです。
ですので、発酵を終えてもろみを搾ったお酒に、
元気な酵母を含んだ「おり」を加えて瓶詰めし、
再度発酵させます。
これが「瓶内二次発酵」です。「おり」を加えるため、
お酒全体が白く濁ったタイプのお酒が多いですが、
透明なタイプもあります。
上記の写真のように、瓶を逆さまにして濁り成分を集め凍らせて取り除きます。
これはシャンパンと同じ製法でデコルジュマン(澱引き)といいます。
開栓時には特に注意してください。
よく冷やした状態で極力揺らさないよう衝撃を与えないようにしながら
少しづつ慎重に開栓してください。
飲み切れなかったお酒を冷蔵庫で保管する場合は、
瓶を立てて保管してください。
横にすると吹き出してしまうことがあるので、注意が必要です。
非常に手間暇がかかる製法である分、味は抜群です。
一度吟天の通販で試してみてはいかがでしょうか。