「永久に変わることのない人と人の固い結び、絆」を経営理念に据える、鳥取県境港市の千代むすび酒造。1865年に創業、数回の移転や社屋の全倒壊などの苦難を乗り越え、今も力強く日本酒を醸し続けています。
仕込み水は中国山地の麓、雲南市大東町に湧くやや軟水。
使用米は県内の酒造好適米を主力に据え、精米は全量自社で行っています。特に鳥取県固有の酒造好適米「強力」に注目し、精米度合いを変えた強力シリーズを送り出しています。
熟成させるほどに味が乗る旨味のある酒質は多くのファンを魅了しています。また、スパークリング日本酒の製造にも着手し、「S O R A H」をリリースしました。「美しいオーロラ」「朝焼けの星」を意味する澄み切った幻想的で美しいイメージを投影させたスパークリング日本酒となっています。2021年には鳥取県の米、星空舞を世界で初めて醸造し、星降り注ぐ夜空をスパークリング日本酒「星時雨」で表現。きめ細かいひとすじの泡の美しさが評判です。
蔵は「水木しげるロード」に面し、併設の直営店「岡空本店」、茶房「蔵や」、「酒蔵角打ち」は観光スポットとして、散策の合間にゆっくりと日本酒やお菓子を楽しめます。地域ツーリズムと融合する、絆をつなぐ蔵、千代むすびの日本酒をお楽しみください。