箸が進むスパークリング日本酒ペアリングおすすめ5選


箸が進むスパークリング日本酒ペアリングおすすめ5選

更新日:2023/04/19


スパークリング日本酒とは?

スパークリング日本酒とは、炭酸ガスを含む日本酒のことを指します。
アルコール度数が低く、炭酸感があって飲みやすいものが多いので、日本酒を飲み慣れていない方にでもおすすめできるお酒です。


ドライで食事の脂を洗い流してくれるもの、おりがからんでクリーミーなニュアンスのものなど、バリエーションが豊富。業界として、若者や女性など、今まで日本酒に親しみを持っていなかった人に、日本酒を飲んでもらおうという動きが活発になっています。
スパークリング日本酒はそういう流れにピッタリと合ったお酒だと言えるでしょう。


炭酸ガスは、酵母がお米の中の糖分をアルコールに変化させるときの副産物として発生します。日本酒を造る過程で、自然と発生するものなんですね。
その性質を用いて、スパークリング日本酒は製法によって3つに分類されます。

活性にごり酒

発酵しているお酒を濾過や火入れをせず、菌が生きている状態の日本酒です。
そのため、瓶の中で発酵が進んでいます。どんどん炭酸ガスが発生するので、保存は要冷蔵。一般的にスパークリング日本酒とは言わず、活性にごり酒といいます。
長期保存できず、非常にデリケートなお酒なので、取り扱いには注意が必要です。

炭酸ガス注入方式

日本酒に人工的に炭酸ガスを加えてできるスパークリング日本酒です。
特別な手間がいらないため、比較的安価に製造することができます。
菌は死滅しているため、品質が保ちやすいことがメリット。常温保存も可です。

瓶内二次発酵方式

お酒を瓶に詰めて、その中でアルコール発酵すると、自然な炭酸感のある日本酒ができます。発酵を終えてもろみを搾ったお酒に、元気な酵母を含んだ「おり」を加えて瓶詰めし、再度発酵させた日本酒です。
ワインのシャンパンでも同様の方法が用いられており、菌が生きているため、保存は要冷蔵です。非常に手間暇がかかるため、比較的高価になります。

スパークリング日本酒おすすめ5選

スパークリング日本酒は、飲みやすさも魅力ですが、さまざまな食に合わせられる点が大きなポイントになっています。
和食はもちろん、フレンチなどの洋食にも合うので、海外での人気が高まってきています。三ツ星レストランで乾杯に使われるような実績もあります。


そんな魅力たっぷりなスパークリング日本酒の中でおすすめのものを、5本紹介しましょう。


一部料理画像より、レシピページをご覧いただけます。

吉田酒造店「手取川 Sparkling SLASH」×「アジのマリネ」

▲ 鯵のマリネ 紅マドンナと金柑

吉田酒造店は石川県の酒蔵です。
2015年に同酒造の酒造りに密着した映画である「The Birth of Sake」が公開され、ニューヨークで高い評価を得ました。


今回紹介する「手取川 Sparkling SLASH」は、石川県の新しい酒米である「百万石乃白」で醸したスパークリング日本酒。
上澄みだけだと驚くほど綺麗な味わいで、混ぜると甘味が広がります。洋梨やパインのような果実感ある香り。
すっきりと爽やかな味わいは、食前酒にぴったり。上澄みで乾杯し、食後は混ぜてデザート酒として、二度楽しめる日本酒です。


「アジのマリネ」は、紅まどんなという柑橘類と、赤玉ねぎの爽やかな辛味が好相性な一品。柑橘の香りが、お酒とよく合います。
(メニュー考案:料理研究家 岡嶋様)


お酒の購入はこちらからからどうぞ!

吟天「吟天淡雪」×「鰻とゴルゴンゾーラのリゾット」

▲鰻とゴルゴンゾーラのリゾット


日本酒セレクトショップ 吟天の「吟天淡雪」。
吟天では、和食に拘らず、フレンチやイタリアンの料理に、日本酒の旨味を合わせ、さらに味を深める、「ペアリング」を推奨しています。
その第一弾シリーズとして発売された「吟天淡雪」はご家庭でも飲みやすいハーフサイズです。

霞のように舞うおりと、瓶内二次発酵のきめ細やかな泡立ちが、絶妙な美しさを演出します。3年の熟成を経て、旨みが増しています。
米の甘味とまろやかさが特徴のスパークリング日本酒です。


「鰻とゴルゴンゾーラのリゾット」は、香りも贅沢な一皿。
煮詰めて濃厚になったソースや蒲焼き、そして日本酒の旨味が口の中でとけあい、幸せな一口になります。
(メニュー考案:料理研究家 岡嶋様)


お酒の購入はこちらからからどうぞ!

吉田酒造「月山 クラウド」×「紫白菜と紅芯大根の水餃子」

▲紫白菜と紅芯大根の水餃子


吉田酒造は島根県の酒蔵です。
同酒造のお酒の特徴は、フレッシュで香り高く、キレがあること。
難しく考えずに、単においしいと感じてもらえるような、日本酒の登竜門としての立ち位置を目指しています。

「月山 クラウド」は、味わい豊かなスパークリング日本酒。
瓶内二次発酵で旨味が増した芳醇な味わいを持っています。


「紫白菜と紅芯大根の水餃子」は、野菜の色合いが美しく、ジューシーさを存分に感じる一品。
お酒のキレが、肉の旨味をすっきりと洗い流してくれて、食が進む組み合わせです。
(メニュー考案:料理研究家 岡嶋様)


お酒の購入はこちらからからどうぞ!

亀泉酒造「亀泉 Perle(ぺるる)」×「フグのフリット」

亀泉酒造は高知県の酒蔵です。
香り高いお酒が非常に多く、個性溢れる酒造りで人気の酒造です。

「亀泉 Perle」もその流れを受け継いでおり、香りはとてもフルーティー。
甘味と酸味がほどよいバランスで存在しており、飲みやすい一本。しっかりとしたバブルのお酒です。


「フグのフリット」は、旨味の詰まったフグを、カラッと揚げた一品。
フグのふわふわした食感と、お酒のきめ細やかな口当たりが好相性。お酒のさっぱり感が、揚げ物特有の脂分をすっきりと切ってくれます。


お酒の購入はこちらからからどうぞ!

仁井田本家「にいだしぜんしゅ 穏」×「新玉ねぎのムース」

▲新玉ねぎのムース


仁井田本家は福島県の酒蔵です。
農薬や化学肥料を使わずに育った酒米のみを使い、自社山に湧く軟水と、井戸の硬水を使い分けて仕込みます。大きな木桶までも自作し、酒造りに関わるものを自給自足することを目指す、まさに「自然派」の酒蔵といえるでしょう。

「にいだしぜんしゅ 穏」は、日本酒と洋酒の境をはずし、自分の飲みたい酒をつくる。18代蔵元の探究心が作り上げた和のスパークリングです。
瓶詰めの後に二次発酵をさせることで、きめ細やかに輝く泡と、ドライですっきりした飲み口のお酒です。


「新玉ねぎのムース」は甘エビとさくらんぼのタルタルと合わせ、旨味とまろやかさを持たせました。お酒のすっきりドライな飲み口が、ムースのまろやかさをすっと切ってくれます。
(メニュー考案:料理研究家 岡嶋様)


お酒の購入はこちらからからどうぞ!

スパークリング日本酒・awa酒、厳選地酒の通販は吟天へ

豊富なスパークリング日本酒・awa酒、厳選した地酒の日本酒オンラインショップ、吟天。
近年、女性人気も高まっている日本酒のご購入には吟天をご利用ください。
通販での販売に加え、日本酒ペアリング食事会(毎月第二火曜)を主催。
随時開催のフレンチ・イタリアンのペアリング会もございます。
吟天シェフ酒サイトでは、日本酒とさまざまなお料理とのペアリングをご紹介し、
さらに美味しく、楽しい日本酒の世界へご案内いたします。

ページトップへ