クリスマスはもうすぐそこ! 家族や友達、恋人とおうちでディナーを楽しむ予定のみなさま、お酒の準備はできていますか?
ここでは、漠然とワインを合わせがちなクリスマスの食卓に、日本酒とのペアリングをご提案。サラダから、チキン、ローストビーフ、そしてケーキまで、クリスマスの料理にばっちりはまる日本酒を、メニューごとに紹介します。
パーティにも、2人の夜にもぴったりな1本が見つかるはず。特別な1本で、特別な1日を演出しましょう。
一部画像より、ペアリングレシピページをご覧いただけます。
ディナーの幕開け! オードブル系に合うお酒
まずは、サラダやチーズ、カルパッチョなど、オシャレな前菜にマッチする日本酒をご紹介。
爽やかな風味で食が進み、楽しいディナーの幕開けを飾ってくれます。
SHOOTING STAR(栄光冨士)
食用ブランド米の「はえぬき」を使った1本です。
お米らしい味と甘みがやさしく広がります。華やかでフルーティな味わいは、パーティにぴったり。
軽やかな後味で、フレッシュチーズや、軽いクリーム系の前菜と合わせるのがおすすめです。
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Lemon(LIBROM)
レモンを原料に加えた“クラフトサケ”。
日本酒らしい甘みと旨味に加え、レモンのキュッとした酸味が爽やか。日本酒を飲み慣れないという方でも、楽しくおいしく飲める1本です。
ボトルもキュートで、特別感が演出できます。
ほどよい酸味を活かして、カルパッチョなどお魚のオードブルに合わせて召し上がれ。
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れのわ(酔鯨)
高知県の人気ブランド『酔鯨』の低アルコールラインとしてデビューしました。
酸味と旨味のバランスがよく、ほんの少しの苦みがあり、後味はすっきり。食事といっしょにスイスイ進む1本です。
エビやイカ、貝などとよく合います。
ドットに見えるラベルの模様は、実はひとつひとつがクジラの形になっています。かわいいのでお見逃しなく!
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醸す森 純米吟醸(醸す森)
100年以上の歴史を持つ酒蔵が、新しい時代に立ち上げた新ブランドです。
フルーティで繊細な味わいが魅力。トロピカルな香りも華があり、シャキっとした野菜のサラダやマリネ、チーズなどにマッチします。
蔵には、宿泊しながら地物新潟の食事とお酒を楽しめるオーベルジュ、「Hotel 醸す森」併設されています。「来年はここに旅行に行こうよ!」なんて計画を立てながら飲むのもいいですね。
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Sake Experience(南部美人)
お米らしい香りがありますが、味はいい意味で和風すぎず、フレッシュな印象。フルーツのようなみずみずしさがあります。
ほどよい酸味が海鮮の味を引き立てるので、生の魚や、スモークサーモンなどと好相性です。
ラベルのQRコードを読み取ると、動画で酒蔵見学ができます。みんなで見たら盛り上がるかも?
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メインディッシュのお肉料理に合うお酒
ディナーの主役は、やっぱり骨付きのチキンやローストビーフなどのお肉料理。うまみたっぷりの豪華なメインディッシュに合わせたいお酒のラインナップです。
スパークリング日本酒も多めで、ポンっと開ければクリスマス気分が高まります!
吟天水龍(吟天)
キラキラと輝くように泡立つスパークリング日本酒。
シャンパンと同じ製法でつくられた、上質な味わいのお酒です。
ふわりとした甘みと熟成された旨味を泡がすっきり締めてくれ、パリッと焼けたチキンをはじめとした肉料理全般によく合います。
黒のラベルも重厚感があり、特別な日に選びたい1本です。
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吟天淡雪(吟天)
こちらもスパークリング日本酒ですが、やややさしめの発泡。
ふわりとにごったおりがらみです。雪のようなおりが漂うお酒を飲めば、気分はホワイトクリスマス!
やさしい甘さがありながら、のどごしはすっきり。
旨味もほどよく感じられ、ローストチキンやローストビーフなどの牛肉と引き立て合います。
ハーフボトルサイズなので、2人で飲み切りたいときや、料理に合わせてお酒を変えたいときにも◎。
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PURE(水芭蕉)
「シルキー」という表現がぴったりな、なめらかな泡が特徴の1本です。
細かい泡が食べものの香りを引き立てるため、ハーブを使った料理など、香りを味わいたいものとの組み合わせが抜群です。
「今夜は贅沢にトリュフ!」というときには、ぜひこちらを選んでみてください。
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スパークリングORIGARAMI (真澄)
味わいは濃厚ながらキレがある1本。
おりがらみならではの「ごはん」を思わせるまったり感と、軽やかな酸味、そしてすっとしたドライな後味が絶妙なバランスです。
アルコール度数が11~12度と低めで、飲みやすいのも魅力的。
意外にもバターの香りにマッチするので、バターソテーなどの料理と好相性です。
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杜の奏(七賢)
ウイスキーの名ブランドのひとつ、サントリー『白州』。その白州の樽を使って、高級スパークリング日本酒を熟成させたという、夢のコラボレーションで生まれた1本です。
ほどよく日本酒らしい米の味わいに、樽から移った甘やかかつウッディな香りが複雑に組み合わさった、唯一無二の味わいです。
牛肉はもちろん、ジビエなど主張のあるお肉とも堂々と高め合ってくれます。
グリーン×ゴールドのラベルがクリスマスらしいのもポイントです。
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夢吟香(敷嶋)
スパッと辛口、キレの良さが自慢の1本。
甘いお酒が苦手な方もきっと喜んでくれる味です。
料理を旨味で引き立てつつ、脂が切れ食べやすくなるのが特長。
脂の乗ったステーキや、揚げたてのフライが主役のディナーと相性抜群です。食べすぎ・飲みすぎにはどうぞ気を付けて……
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最後の花形 クリスマスケーキに合うお酒
ケーキに日本酒!? と思われるかもしれませんが、日本酒の自然な甘みは、デザートタイムとも好相性なんです。
ディナーを締めくくるクリスマスケーキと一緒に、ゆっくり味わいたいお酒をご紹介します。
Akiou(LIBROM)
福岡のブランド柿「秋王」を使ったクラフトサケ。
穏やかな香りと、ふわっとした甘みのなかに、柿のジューシーさが感じられます。デザート酒としても満足できるけれど、べたつきすぎないちょうどいいバランス。
柿の風味も楽しめるよう、甘さ控えめのケーキと合わせるのがおすすめです。
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ひとすじロゼ(菊泉)
世界初の、ロゼタイプのスパークリング日本酒です。
細かい泡の立つ淡い紅色の見た目は、上品ながらゴージャス。クリスマスの夜に華を添えてくれます。
甘酸っぱい香りと軽やかで甘い飲みくちで、王道のショートケーキと合わせたい1本。味はもちろん、写真映えもばっちりです。
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貴醸酒(満寿泉)
貴醸酒とは、使う水の一部を日本酒に変え、お酒で仕込んだお酒のこと。トロリとした口当たりと、蜜のような甘みが特徴です。
満寿泉の『貴醸酒』も、貴醸酒らしい味わいを持ちつつ、品のある後味が絶妙。
ロックで楽しみながら、酸味のあるチーズケーキなどと合わせるのがおすすめです。また、バニラアイスにかけて食べると、大人のエレガントスイーツが生まれます。お試しあれ。
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ぺんぎん跳ぶ(カーブドッチ)
最後は番外編、ワインのご紹介です。
淡い甘みとほのかな渋み、そしてやわらかな酸味を感じる、やさしい印象の赤ワインです。特徴的なのが、花やハーブを思わせる爽やかな香り。
まるでハーブティーを飲んでいるように、リラックスできる1本です。
ブッシュドノエルなど、チョコレート系のケーキに合います。
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ライター紹介
松下 梨花子 (まつした りかこ)
管理栄養士・ライター
東京農業大学にて栄養学を学び、給食会社に管理栄養士として就職。その後、食と健康についての情報を伝える仕事をしたいと、ライターに転身。書籍や雑誌、webなどで取材・執筆活動を行う。
趣味は、食べること、飲むこと、踊ること。