クリスマスはギフトシーズン。
お酒好きのあの人に、とっておきの日本酒を贈りたいしたいと思う方も多いのでは? でも相手がお酒好きだと、プレゼントのハードルは高くなりますよね。
今回は、「どんな味が喜ばれるのかわからない」「ありきたりなものは選べない……」などの悩みを解決する、クリスマスプレゼント用のお酒をご提案します。
クリスマスギフトに向いているのはどんなお酒?
お酒を贈るときには、相手の普段のお酒や食事の好み、飲むシチュエーション、そして予算感などを考えながら決めるとスムーズです。
今回は、よりクリスマスらしいプレゼントにするため、特に華やかなビジュアルのものや、クリスマスディナーに合う味わいのもの、そして特徴的なフレーバーや色など、パーティで盛り上がるエピソードがあるものを中心に選びました。
どれもハイクオリティで、お酒好きの人に贈れば喜ばれること間違いなし。ふだん飲み慣れないという方でも、きっと贈りたい1本が見つかるはずです。
日本酒ギフトの選び方については、こちらの記事にも詳しくまとまっています。
☆『日本酒をプレゼントするときのポイントは?』
こちらもご参照ください
~3,000円 気の置けない仲間や友人に
吟天淡雪(吟天)
赤いラベルに金色のシールという色使いがクリスマスにぴったりの1本。
グラスに注ぐと、爽やかでフルーティな香りが、きめ細かな泡とともに立ち上ります。ふわりと漂うオリが、その名のとおり淡雪のよう。
ほどよく甘く軽やかな飲みくちで、華やかなパーティの料理とも相性抜群です。
360mlと小さいサイズなのも嬉しいところ。持ち運んだり冷蔵庫にしまったりしやすく、プレゼントに最適です。
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穏スパークリング(にいだしぜんしゅ)
白を基調としたシンプルなラベル。スタイリッシュな見た目で、オシャレさんにも喜ばれます。
こちらも贈りやすいハーフボトルです。
300年以上の歴史を誇る老舗酒蔵の、新しい挑戦となるスパークリング日本酒です。
パワフルな発泡ながら香りはやさしく、キレのいいすっきりした味わい。洋風の軽やかな前菜や、柑橘の風味とマッチします。
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LIBROM Grape(LIBROM)
日本酒の原料に、副原料としてフルーツを加えた“クラフトサケ”をつくる酒蔵・LIBROMのお酒です。
こちらに加えてあるのは、ふどうの王様・巨峰。
味わいは、日本酒と果実酒、そしてワインのいいとこどりです。巨峰を食べたときそのもののようなフレッシュな香りとジューシーな甘みに、お米の旨さがやさしくとけ合い、最後に少し、ワインのような渋さがアクセントになっています。
ポップなデザインのボトルは写真映え◎。日本酒が好きな人も、なじみがない人も、驚きながら喜んでくれること間違いなしです。
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電照菊 生原酒(寒菊)
煌めくようなラベルのイメージにたがわず、上品ながら華やかな味わい。お米らしい甘味と旨味がふわっと広がり、口の中にやさしく残ります。
香りと余韻を楽しみながらゆっくりと楽しみたい1本です。
ちなみに「電照菊」とは、栽培時にライトで日照時間を調整し、冬~春にも楽しめるように開花を遅らせた菊のこと。電照菊を栽培しているハウスには、夜も煌々と明かりが灯ってイルミネーションのように華やぎます。
そんな光景をイメージしながら、ぜひプレゼントしてみてください。
寒菊銘醸はこちら
~5,000円 いつもお世話になっているあの方へ
KOYOI(足立農醸)
海外生活を送るなかで日本酒の魅力を感じたオーナーが、酒づくりを学び、耕作放棄地を復活させ、米を育て、その米を使った日本酒をプロデュースしているという、非常にドラマあるお酒。
目標はスイスでの醸造所設立という、世界を見据えたブランドの1本です。
コンセプトは「ワイングラスに合う日本酒」。誰もが知っているコシヒカリを、精米歩合80%という磨きすぎない加減で仕上げています。
甘さは控えめ、酸味が活きた爽やかな飲みくち。
もちろんフレンチやイタリアンとの相性も抜群で、パーティーシーンにぴったりな1本です。
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apple ale(陸奥八仙)
「お米とホップとリンゴでフルーツビールを造ろう!!」というチャレンジングなコンセプトでできた1本。
果汁が添加されているため、品目としてはリキュールにあたります。
みずみずしい香りはまさにリンゴ! グラスに注ぐと、うっすらとにごりのあるピンク色がキュートです。ホップのほろ苦さとお米の旨味が合わさったオシャレな味わいは、ビール派の方にも喜ばれます
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八鹿 awa sake 白虹(八鹿)
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2020」で、プレミアムスパークリングSAKE部門の最高金賞を受賞した1本です。
きめ細かい泡がキラキラと立ち上る様子は高級シャンパンのようですが、ふわりとした香りと米の甘さは最高級の日本酒のもの。
ホワイトとゴールドを合わせたラベルも上品で、贈りものに最適です。プレゼントの際は、美しい化粧箱入りをどうぞ。
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番外編*ワイン どうぶつシリーズ(カーブドッチ)
ここで、目先を変えておすすめのワインもご紹介しましょう。
米どころ新潟のワイナリー、カーブドッチの、メインラインとはすこし違った味わいをもつ「どうぶつシリーズ」です。
名前のとおり、シリーズの各ワインには「もぐら」「ぺんぎん」など動物の名がつけられ、ラベルにもイラストが描かれています。
ゆっくり楽しみたいやさしい味のラインナップは、リラックスタイムを過ごしてほしい人にぴったり。
動物イラストのラベルが並ぶとかわいいので、数本セットで贈るのもおすすめです。
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~10,000円 あっと驚かせたいあの人や、みんなが集まるパーティに
SORAH(千代むすび)
色鮮やかなグラデーションのラベルがなんとも幻想的。
名前の「SORAH」には、「美しいオーロラ」「朝焼けの星」という意味があるといいます。
さわやかだけど香ばしい独特な香りと、気持ちのいい酸味がある1本で、食中酒にもぴったり。食通の方にも、自信を持ってプレゼントできます。
千代むすびはこちら
Perle(亀泉)
読み方は「ぺるる」。シンプルな白に、アーティスティックなロゴが映えます。
生産数を限ってつくられる、数量限定のプレミアムなスパークリング日本酒です。
濃厚な果物のような香りと、やさしい甘み、そしてほどよい酸味がありフルーティ。よく冷やして、シャンパングラスで飲むのがおすすめです。
亀泉はこちら
ひとすじロゼ(菊泉)
世界初となる、ロゼタイプのスパークリング日本酒です。
透きとおった紅色が出せるのは、赤色酵母を使っているから。イチゴのような甘酸っぱい香りも華やかで、かわいいものが好きな人にぜひ贈りたい1本です。
一見日本酒とはわからない丸い箱が洒落ていて、ロゼの色も美しく、パーティでも盛り上がること間違いなし。
飲みやすい甘口なので、クリスマスケーキと合わせるのもアリです。
菊泉はこちら
GINTEN blanc(吟天)
ドライな白ワインのような、のどごし良くきれいなお酒です。
日本酒のイメージを覆すエレガントなラベルは、上品なクリスマスディナーにマッチします。
甘さを感じさせず、お米らしい旨味と心地のいい酸味が組み合わさった、軽快な1本。ワイン党の人も大満足です。
特に、魚介類とのペアリングが素晴らしいので、プレゼントするときにはぜひおすすめを! この時期に旬を迎える生牡蠣との組み合わせは格別です。
吟天はこちら
10,000円~ 特別に喜んでほしいあの人に
クリスタル(喜多屋)
2020年に、世界最高峰の酒類コンテスト「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」で、日本酒スパークリング部門の最高位にあたる“トロフィー”を受賞した1本。
世界のトップソムリエから「未来を照らす太陽のような存在だ」と絶賛されたといいます。
質の高い発泡を実現するために、フランスから機材を取り寄せたというこだわりぶり。なめらかな泡と豊かな味わい、そして食欲をそそる酸が融合した、ナチュラルなスパークリング日本酒です。
「良いお酒は飲み慣れてるよ」という人にも、きっと満足してもらえるでしょう。
喜多屋はこちら
吟天白龍 2021(吟天)
最高級フレンチやイタリアンのコースと合わせて飲むことを想定し、さまざまな一流シェフの意見を取り入れてつくられた、究極のペアリング酒です。
焼酎づくりにも使われる白麹で醸されており、発酵の際にクエン酸が生じているのがポイント。
このクエン酸によって爽やかな酸味が生まれ、甘ダレしない清涼な飲みくちになります。しっかりした旨味あるボディと、それをキュッと引き締める酸味のバランスは絶妙。
「クリスマスディナーの乾杯にはシャンパンがないと!」というイメージが、ガラリと変わる1本です。
吟天はこちら
EXPRESSION 2018・2019・2020・2006(七賢)
山梨県北杜市、南アルプスの伏流水で酒を仕込んで270年以上という老舗酒蔵が、先々代から秘蔵していた貴重な熟成酒で仕込んだ、貴醸酒スパークリング日本酒のシリーズです。
貴醸酒とは、水の代わりに酒を使って仕込んだ酒のこと。それを瓶内二次発酵によって発泡させたという、なんとも贅沢なお酒なのです。
2018~2020の“第1シーズン”には、伝説のストリートアーティストであるキース・へリングとのコラボデザインがあしらわれています。
北杜市には世界で唯一キースへリング作品だけを集めた美術館があり、蔵の醸造責任者・北原亮庫氏が、表現者としてのへリングの真価に共鳴し採用したデザインです。
2022年からの“第2シーズン”は、ジャン=フランソワ・ミレーの絵に彩られています。
ミレー作品の展示・超高精細画像の撮影を行う、山梨県立美術館と協力したデザイン。1本目は2006年醸造の熟成酒で仕込んだEXPRESSION2006、ラベルの絵画は「種をまく人」です。
年によって使う熟成酒が異なり、味わいが変わるのも魅力的。
デザインも中身も最高クオリティのEXPRESSIONシリーズを贈れば、特別な気持ちがきっと伝わります。
七賢はこちら
クリスマスに日本酒を贈ろう
ギフト用のお酒に特別な決まりはなく、考えて選んだ想いと時間がいちばんの贈りものです。
あの人が気に入りそうなお酒があるか、ぜひ悩んでみてください。
吟天オンラインショップでは、贈答用のお酒のラッピングも承っております。簡単なカードの同封やリボンの色合いなどのリクエストにも、可能な限りお応えします。注文時にお申し付けください。
すてきなプレゼントが見つかりますように。
メリークリスマス!
ライター紹介
松下 梨花子 (まつした りかこ)
管理栄養士・ライター
東京農業大学にて栄養学を学び、給食会社に管理栄養士として就職。その後、食と健康についての情報を伝える仕事をしたいと、ライターに転身。書籍や雑誌、webなどで取材・執筆活動を行う。
趣味は、食べること、飲むこと、踊ること。