プロが選んだawa酒と合う料理、ペアリングおすすめ5選


プロが選んだawa酒と合う料理、ペアリングおすすめ5選

更新日:2023/04/19


awa 酒とは、スパークリング日本酒の一種です。
炭酸が入った日本酒で、日本酒に馴染みがない方でも、カジュアルに楽しめるお酒として、世界的に話題になりつつあります。

awa酒協会の定義

「一般社団法人awa 酒協会」によりますawa 酒の定義をご紹介いたします。

  1. 米、米こうじ、水のみを使用し、日本酒であること
  2. 国産米を100%使用し、かつ農産物検査法により、3 等以上に格付けされた米を原料とするものであること
  3. 醸造中の自然発酵による炭酸ガスのみを保有していること
  4. 外観は視覚的に透明であり、抜栓後容器に注いだ時に一筋泡を生じること
  5. アルコール分は10 度以上であること
  6. ガス圧は20℃で3.5 バール(0.35 メガパスカル)以上であること

(出典:https://www.nagai-sake.co.jp/en/2016/11/01/awasake/


いろいろ専門用語が出てきて、わかりづらいですよね。簡単に言うと、 「透明できめ細かな炭酸が入ってて、より飲みやすいスパークリング日本酒」 と捉えてもらえるといいかと思います。

awa酒の炭酸の秘密

さて、awa 酒の炭酸はいったいどこから出るのか?不思議ですよね。
実は、酵母がお米の中の糖分をアルコールに変化させるときの副産物として発生します。日本酒を造る過程で、自然に発生するものなんです。

お酒を瓶に詰めて、その中でアルコール発酵すると、自然な炭酸感のある日本酒ができます。
発酵を終えてもろみを搾ったお酒に、元気な酵母を含んだ「おり」を加えて瓶詰めし、再度発酵させます。これが「瓶内二次発酵」です。

「おり」を加えるため、お酒全体が白く濁ってしまいますが、awa 酒は透明でなくてはなりません。(awa 酒の定義4より)
そこで、シャンパンと同じ製法を用いるのです。
瓶を逆さまにして濁り成分を集め、凍らせて取り除きます。デコルジュマン(澱引き)といいます。


普通のスパークリング日本酒と比べて非常に手間暇がかかる分、繊細な口当たりで飲みやすいものが多いです。
ボトルデザインがオシャレなものも多いので、女性へのプレゼントや、誕生日などの特別な日に、ぜひ試してほしいお酒です。

awa 酒おすすめ5 選

弊社のホームページで取り扱っているawa 酒の中で、特に飲んでほしいお酒を5 本選ん でみました!

料理との組み合わせ例も紹介していますので、オシャレに楽しんでみてはいかがでしょうか?


一部料理画像より、レシビページをご覧いただけます。

千代むすび酒造「SORAH」×「にんじんのムース」

千代むすび酒造は鳥取県の酒蔵です。
地元の農業活性化のため、米や米こうじは鳥取県産のものを使用し、仕込み水も中国山系の軟水の湧き水を使っています。


SORAH の味わいの特徴は、何と言っても爽やかさと透明感。
米の甘味や旨味がありながらも、酸味や泡のシュワシュワ感が際立ち、さっぱりと飲める一本です。


にんじんのムースのメインの材料は、にんじんとオレンジ。
にんじんのほのかな甘味と、オレンジのジューシーな酸味が、お酒と料理の両方を引き立てています。
(メニュー考案:河野シェフ)


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【MONNALISA

【MONNALISA ①】人参のムースのオレンジ風味キャビア添え x 千代むすび SORAH(河野シェフ)

人参とオレンジをつかったシンプルな材料でできる華やかなお料理です。オレンジの柑橘の香りと日本酒の華やかな香りがとてもよくマッチします。 #野菜 #人参 #オレンジ

永井酒造「水芭蕉PURE」×「炙りカツオのサラダ」

▲ 炙りカツオとローストビーツ ネクタリンのサラダ 


永井酒造は群馬県の酒蔵です。
代表の永井則吉氏は、一般社団法人awa 酒協会の理事長を務めている方で、awa 酒の製造に力を入れており、「世界に通用する日本酒を創る」ことを目標とする蔵です。


構想から10 年かけて完成した「水芭蕉PURE」は、チェリーやライチのような香味が特徴。
今までの日本酒にはあまり感じられない香りで、食事との相性が抜群です。awa 酒特有のきめ細かな泡はお酒にシルキーな印象を与えており、料理を優しく包み込んでくれます。
ヨーロッパの三ツ星レストランでの採用実績もあり、今後の益々の活躍 が期待されます。


炙りカツオのサラダは、カツオとビーツ、ネクタリンを使用した一品。
カツオの鉄っぽい風味にはビーツ。アクセントに加えたネクタリンの酸味と香りが、水芭蕉PURE と好相性を見せます。
(メニュー考案:料理研究家 岡嶋様)


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出羽桜酒造「出羽桜AWASAKE」×「スモークサーモンのムース」

▲スモークサーモンのムース


出羽桜酒造は山形県の酒蔵です。
2022 年、世界的なワインのコンテストであるIWC(インターナショナルワインチャレンジ)のSAKE 部門で、大吟醸部門のトロフィーを獲得するなど、海外でも活躍する実力蔵です。


同社の高い酒造技術を活かして造られたawa 酒が、「出羽桜AWASAKE」です。

口の中にふわりと広がる優しい甘さが特徴。絹のような舌触りと華 やかな香りは、食前酒だけでなく、様々なシーンを彩ります。


ハーブを効かせた爽やかなスモークサーモンのムースは、awa 酒の発泡感と香りによく調和します。
バゲットのカリカリ感もアクセントになって好相性。


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山梨銘醸「七賢空ノ彩(そらのいろどり)」×「あんこうのポテト包み」

▲あんこうのポテト包み カレークリームソース 


七賢は山梨県の酒蔵です。


この「七賢空ノ彩」は、仕込み水の代わりに、七賢を代表する純米酒である「風凛美山」で贅沢に仕込んだ一本。
一般に純米酒で仕込むと、エキス分が多くなり、甘味や旨味が強くなる傾向にありますが、空ノ彩は、バナナのような落ち着いた甘味と奥深い旨味、グレープフルーツのようなフレッシュな酸味が絶妙に調和しており、瑞々しく爽やかな仕上がりになっています。
非常に複雑な味わいを持つお酒と言えるでしょう。


あんこうのポテト包みは、カレー風味のクリームソースをかけており、ソースの濃厚さを、awa 酒の炭酸感が口内をリセットしてくれます。
次の一口も美味しく食べられる組み合わせとなっています。
(メニュー考案:料理研究家 岡嶋様)


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瀧澤酒造「菊泉ひとすじ」×「ヒラメのフィレ」

▲平目のフィレバルサミコソース


瀧澤酒造は埼玉県の酒蔵です。
awa 酒を始めとするスパークリング日本酒の製造に力を入れており、「菊泉ひとすじ」は2021 年のIWC(インターナショナルワインチャレンジ)のSAKE 部門でトロフィーを獲得している一本です。
世界的に認められたお酒と言えるでしょう。
日本酒度-30、酸度4.8 と、少し日本酒に詳しい人なら目を疑ってしまう数値。強い酸味と甘味を持ちながら、爽快さも兼ね備えるお酒になっています。
シャンパンのような味わいがあり、まさに和洋のマリアージュ。食中酒としてもおすすめです。


ヒラメのフィレにはバルサミコソースをかけて、お酒の酸味と調和するようにレシピを作りました。
ヒラメはあっさりとしつつも旨味のあるお魚なので、日本酒の味わいに負けません。
(メニュー考案:料理研究家 岡嶋様)


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スパークリング日本酒・awa酒、厳選地酒の通販は吟天へ

豊富なスパークリング日本酒・awa酒、厳選した地酒の日本酒オンラインショップ、吟天。
近年、女性人気も高まっている日本酒のご購入には吟天をご利用ください。
通販での販売に加え、日本酒ペアリング食事会(毎月第二火曜)を主催。
随時開催のフレンチ・イタリアンのペアリング会もございます。
吟天シェフ酒サイトでは、日本酒とさまざまなお料理とのペアリングをご紹介し、
さらに美味しく、楽しい日本酒の世界へご案内いたします。

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