更新日：2023/05/26
日本の春の風物詩といえば、桜の花とそれを眺めるお花見、そしてお花見に欠かせないのが美味しいお酒です。
せっかくなら、コンビニで適当に買ったお酒ではなく、春らしい日本酒で桜に彩りをそえてみませんか？
今回は、日本酒セレクトショップ吟天が選ぶ、お花見にぴったりの10酒を紹介します。
● 愛山50 - Red Diamond（寒菊） 720ml 1,980円
● 2020むささび（カーブドッチ） 750ml 3,850円
● CEL24 土佐うらら（亀泉） 720ml 1,876円
● RICE ALE 2021（陸奥八仙） 700ml 3,300円
華やかなお花見には、華やかなお酒を合わせたいもの。いろいろな食べものを持ち寄るから味に合わせるのは難しいし、でもせっかくなら無難よりも印象的なお酒がいいし、なんて考えると、セレクトは一苦労ですよね。
そこで今回は、お花見におすすめの日本酒＆その仲間を
お花見に持っていきたい1本が、きっと見つかるはずです。
鮮やかに描かれたカワセミは、まさに「清流の宝石」。美しいラベルだけで手に取りたくなってしまいます。自然のなかでお酒を楽しむお花見にはもってこいのデザインで、写真映えもばっちりです。
使う米は『秋田酒こまち』、酵母は『秋田流華酵母のAK-1』と、地元秋田の素材にこだわっているのもポイント。米・酵母双方の持ち味であるすっきりした風味が活きています。
辛口ながらツンとした強さはなく、さっぱり味わいたい料理との相性が抜群です。
「Red Diamond」の名のとおり、ダイヤモンドのカッティングを思わせるラベルが印象的。キラリと輝く甘口の日本酒です。
味の決め手は、甘くて華やかな仕上がりが特徴の酒米「愛山」。注いだそばから広がるトロピカルフルーツのような香りで、一気に春気分が高まります！
瓶内で生まれるシュワッとしたガス感も、火入れをしていない無濾過生原酒ならではの楽しみです。明るくて爽やか、花びらを乗せた風のようなお酒に仕上がっています。
変わり種として、ワインも1本紹介させてください。
新潟の人気ワイナリー・カーブドッチの、「どうぶつシリーズ」から「むささび」登場です。
風に乗るむささびのように、ふわっと泡がのぼるスパークリング白ワイン。酸味と苦味と瑞々しい泡で、分厚いながらもキリッとしています。料理を選ばず引き立てますが、特に魚介にはぴったりです。
どうぶつシリーズのワインは、ラベルのイラストと味わいをリンクさせているのだとか。どんなところがどんなイメージか、あれこれ考えながら飲むのも楽しいですね。
まさに桜にぴったりのピンク色のラベル。年間30種類以上の季節酒を販売する冨士酒造の、春酒からの1本です。
酒造のお膝元である山形県の酒米『出羽燦々』を、50％まで磨いています。やわらかい味ながら、キュッとした酸味のおかげでぼんやりしない、気持ちのいい飲みくちのお酒です。
ベタつきのない甘口なので、いなり寿司や巻き寿司などの甘みのある酢飯料理と相性抜群。助六寿司を携えてのお花見にぴったりです。その他、桜スイーツと合わせるのもおすすめ！
雪が溶けてきたお花見の季節ではありますが、ぜひ味わってみてほしいのが「吟天淡雪」。淡くにごったおりがらみの、穏やかなスパークリング日本酒です。
おりがらみらしいお米の旨さと甘さを持ちつつ、後味はさりげなくてすっきり。どんなお料理も引き立てるので、いろいろな食べものを持ち寄るときにも失敗がありません。ハーフボトルで持参しやすいのもポイントです。
華やかながらやさしい味わいは、桜の花の雰囲気ともマッチ。「センスがいいね」と一目置かれること請け合いです。
見慣れない英数字『CEL24』。これは実は酵母の名前です。甘みのある味わいを生むのが特徴の酵母で、この名前を冠した「CEL24」は亀泉酒造の人気ラインです。
毎年使うお米を変えてくるのが面白いところ。今年2023年の限定酒が、高知県の『土佐麗（とさうらら）』を使った1本です。
香りのイメージそのままの、チェリーのような甘酸っぱい味。日本酒を飲み慣れない人も美味しく飲めるフルーティさが魅力です。
食事と合わせるのはもちろん、単体で飲んでも十分華やかで、デザート酒としても活躍してくれます。食事のあと、おしゃべりに花を咲かせながら少しずつのむのも◎です。
ゴージャスな乾杯でお花見をスタートしたいなら、こちらをお試しあれ。
仕込み水の一部を贅沢にも日本酒に替えて醸す特別な製法のお酒「貴醸酒」で造った、スパークリング日本酒です。一口飲むと、果物を噛んだようにフレッシュ！ 瑞々しい香りと酸味が、細かい泡に乗って口いっぱいに広がります。
お米らしい上品な甘みで、インパクトがあるのに和食にも洋食にも合わせやすいのが嬉しいところ。お洒落なメンバーが揃う会なら、まず外さないチョイスです。
淡い黄色も春らしい日本酒リキュールです。
飲んでびっくり、果実酒にイメージするような砂糖の甘さは一切ありません。その名のとおり原材料はゆずと日本酒だけで、ゆずの酸味と米の甘さが調和した清々しい1本です。
魚介系の料理はアクセントとして引き立て、脂っぽい肉料理はすっきりさせてくれる万能選手。クリームやチーズと合わせたり、お酒や料理の合間の口直しにするのもおすすめです。そのまま飲むのはもちろん、ロックやソーダ割りでも楽しめます。
ラベルに描かれたゆずとお米の、なんとも言えない表情にも注目……。
「お米でビールを造る」というチャレンジから生まれた意欲作。
ビール酵母とホップを取り入れた製法で、フルーティな香りとお米の甘味、ホップの苦味、そして白麹由来の酸味が調和した厚みのある味わいです。
注目ポイントは色合い！ グラスに注ぐと、不思議なことに淡いピンク～オレンジ色をしているのです。明るいカラーで飲む前から気分が春めきます。
色にも味わいにも意外性があり、会話が弾むこと間違いなし。ビール党・日本酒党の方はもちろん、それぞれが飲み慣れない方にもきっと喜ばれる、新しい美味しさです。
まずは、米の形がしっかり残ったつぶつぶの見た目にびっくり！
口に入れると、どぶろくらしいミルキーな旨味とクエン酸の酸味、ほろ苦いホップの風味が広がります。これだけでもなかなか新鮮ですが、さらに米粒を噛むと、ご飯のような甘さが加わりより複雑な味に。
旨味・苦味・酸味・甘味がそれぞれしっかりと感じられるうえ、噛みごたえまであるという、超新感覚のお酒体験です。
お花見でBBQやジンギスカンをされる方は、ぜひお試しを。お肉に負けない圧倒的な存在感が楽しめます。
このお酒は、日本酒ブランド吟天と、日本酒界を盛り上げるインフルエンサーチーム＃サケノアルケミストのコラボ企画、酒造りプロジェクト【Nature B】から生まれました。
米作り＆酒造りのストーリーを知ると、さらに飲んでみたくなるかも？
☆【Nature B】について詳しくはこちら！
気になる1本は見つかりましたか？
3月4月はお花見と共に歓送迎会のシーズンでもあり、お酒のオーダーが増える時期です。ぜひお目当てのお酒が見つかったら、余裕を持って注文しておくのが吉です。
1年のうち数週間しか楽しめないお花見のシーズン。美味しいお酒と一緒に、目一杯味わい尽くしましょう！
松下 梨花子 （まつした りかこ）
ライター・管理栄養士
東京農業大学にて栄養学を学び、給食会社に管理栄養士として就職。その後、食と健康についての情報を伝える仕事をしたいと、ライターに転身。書籍や雑誌、webなどで取材・執筆活動を行う。
趣味は、食べること、飲むこと、踊ること。
豊富なスパークリング日本酒・awa酒、厳選した地酒の日本酒オンラインショップ、吟天。
近年、女性人気も高まっている日本酒のご購入には吟天をご利用ください。
通販での販売に加え、日本酒ペアリング食事会（毎月第二火曜）を主催。
随時開催のフレンチ・イタリアンのペアリング会もございます。
吟天シェフ酒サイトでは、日本酒とさまざまなお料理とのペアリングをご紹介し、
さらに美味しく、楽しい日本酒の世界へご案内いたします。
