【徹底解説】話題の日本酒「飛鸞」徹底解説。ミシュランシェフによるペアリングもご紹介。

更新日：2022/08/05

古（いにしえ）のロマンに満ちた酒、「飛鸞」「フィランド」を造る森酒造場。長崎県「平戸」に位置する歴史ある酒蔵です。長崎平戸の自然豊かな地で土地にインスピレーションをうけた商品をリリース。テロワール、材料や造り方に拘っています。この記事では森酒造場の魅力をお伝えします。

飛鸞を造る森酒造場

古くは異国の文化の発信地となった平戸。森酒造場は平戸で明治28年から酒を造る 120年以上の歴史のある蔵です。

蔵のある平戸の特徴

大航海時代、平戸は世界の重要な港でした。航海士たちは平戸をフィランドと呼び、さらに昔、飛鸞(ひらん)とよばれていました。蔵のある土地には創業当時から枯れたことのない水源があり周りはとても自然豊かです。日本酒の美味しさを引き立ててくれるお肉やお魚といった食材も豊富にあります。

銘柄「飛鸞」の由来

平戸の地名は、海より眺めた平戸の島影が神霊の精が鳥と化した「鸞」(らん)が飛び立つ姿から「飛鸞島」といわれました。その後、転じて「平戸」となったと言われ、それに因んで飛鸞(ひらん)と命名されました。

若き天才杜氏森雄太郎

飛鸞を愛し、造る人に迫ります。

杜氏「森雄太郎さん」

森酒造場の杜氏森雄太郎さんは業界で『若き天才杜氏』と呼ばれ注目を浴びています。広島大学大学院を卒業、大学に在学しながら独立行政法人酒類総合研究所にて研究をしていました。その後、宮城県の浦霞にて 3年間酒造りの修行を行い、森酒造場に戻り蔵元杜氏として地元平戸のテロワールを表現した純米酒造りに取り組んでいます。

酒造りに携わるきっかけ

長年蔵に杜氏がいないことに危機感をもっていた雄太郎さん。その頃は思うような酒質の日本酒がつくれていませんでした。雄太郎さん自身が蔵に戻り酒造りに携わるようになってからは、添加物を加えない、より自然体に近い酒造りをしたいと考え、無農薬の米を使用し自然の力を存分に活用した生命力に溢れたお酒を目指しているそうです。

森酒造場が醸すロマンあふれる日本酒「飛鸞・フィランド」

さまざまな味わいがあり、飲み手を楽しませる豊富なラインナップ

飛鸞

平戸の息吹を感じる、森酒造場の代表ブランドです。単体でも美味しくいただけますが、お料理との組み合わせで食材をより引き立てる食中酒向きのお酒です。開けてからも酒質が安定しており、家飲みに最適なお酒に仕上げられています。

フィランド夢名酒

かつて大航海時代において、フィランドと呼ばれていた平戸。そこに夢を馳せたお酒です。世界遺産の平戸の春日棚田米を使用した白ワインの様な純米原酒。甘いスイーツのような日本酒でありながら、酒ソムリエ協会の主催によるヨーロッパ最古の日本酒専門の品評会である「ロンドン酒チャレンジ」において金賞(純米酒部門)を受賞しています。

飛鸞とお料理のペアリング

ほんのりと感じる甘味としっかりのった旨味そして最後に引き締める酸味。お料理に合わせやすい「飛鸞」にあうお料理をお伝えいたします。

フィランド夢名酒とデザートのペアリング

地元の棚田で育てられた棚田米を使用した甘酸っぱいお酒です。日本酒を飲んだことのない人が日本酒にハマるきっかけになるものすごく飲みやすい味わいとなっています。おすすめはデザートとのペアリングです。桃のコンポートや、自家製のレーズンなどフルーツの甘みとの相性が抜群です。

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