ハッピー太郎醸造所 オーナー醸造家の池島幸太郎(いけしま こうたろう)さん
「ハッピー太郎」こと池島幸太郎さんは大学卒後、農業と3つの酒蔵で12年間修行を行った経験の持ち主。
醸造所のコンセプトは「醗酵でつなぐ、しあわせ」。生産者から加工業者、消費者までを豊かに繋ぐことを目指しています。
池島さんのつくる麹は完熟麹で一般的な日本酒の麹とはつくり方が違います。乾燥気味に締まった日本酒用の麹とは違い、池島さんのつくる麹は、味噌麹と同じ高温多湿の環境で麹菌を成長させ、伸び伸びと元気に育った農産物のような麹です。
新規参入が難しい日本酒業界
世界では日本酒が注目され輸出量は増えていますが、国内の消費量は減少傾向にあります。
このため需給調整を目的として、日本酒の製造免許は現在、輸出向けの一部を除き新規で原則発行されておらず、新規参入は事業承継やM&A、海外での製造により行われているという現状があります。
クラフトサケは副原料を入れて発酵させることで、法律上は「日本酒」ではなく「その他の醸造酒」として扱われるため、日本酒の製造免許がなくても造ることが可能です。
クラフトサケブリュワリー協会
2022年6月27日、岡住修兵氏(稲とアガベ株式会社 代表取締役・上記写真)を発起人として、クラフトサケ醸造所を運営する 6社で設立。
クラフトサケを広め、その社会的な地位を確立しながらこれから生まれる醸造所を支えることで、消費が低迷する日本酒市場を変革し、日本により豊かなサケ文化を築くことを目指しています。
主な目的は以下の3つ
・クラフトサケの醸造所を増やす
・クラフトサケの知名度を高める
・日本酒とクラフトサケが共存できる未来をつくる
猩猩(しょうじょう)とは
猩猩は、海に住む酒好きの妖精で、赤い体毛に覆われた人語を操る猿のような見た目の生き物です。
酒を振る舞うと、陽気に踊り出し、共に酌み交わした人に、幸運や富をもたらすめでたい存在として知られています。
大酒家の隠語としても使われるほど、飲酒と関わりが深い生き物です。
その名を冠した猩猩宴は、各地の個性あふれるクラフトサケ醸造所が集結し、作り手も飲み手も一緒に陽気にクラフトサケを酌み交わし、語り合える祝宴です。
《クラフトサケ出店者》
#稲とアガベ
#WAKAZE
#木花之醸造所
#LIBROM
#haccoba
#LAGOON BREWERY
#ハッピー太郎醸造所
《ブース出店者》
#ぷくぷく醸造
#TETOTETO
#熱燗DJつけたろう
#土田酒造
主催:稲とアガベ株式会社
ライター紹介
土橋忠明(どばし ただあき)
サケノアルケミスト
長崎県南島原市出身。
J.S.A. Sake Diploma
日本酒の普及のために、日本酒の魅力をInstagramで発信している。
Instagram: @Japanese.sake.love
Instagramでの発信においては、日本酒の紹介だけではなく、造り手の想いや蔵のヒストリーにスポットを当て発信している。
また、日本酒が飲めるオススメのお店も紹介している日本酒のトップインスタグラマーのひとり。