吟天とフレンチの口福ペアリング  代々木上原「emuN」ペアリング会


吟天とフレンチの口福ペアリング  代々木上原「emuN」ペアリング会

更新日:2023/12/24


日本酒を日ごろから飲む国内の若者は減少傾向にありますが、海外からの需要は高まり、日本酒はここ十年で輸出量と金額が上がり続けています。


「20代~30代の若い日本人にも日本酒の新たな楽しみかたに触れてもらい、日本酒を買って欲しい。そして日本酒の存在価値をさらに高めることが日本の農業の発展にもつながる。」
ーーそんなビジョンを持つ代表・小田切が定期開催しているのが『SAKEペアリングの会(吟天の会)』。
「SAKE」とお料理のペアリングを楽しむランチ会が、8/25(金)代々木上原の「emuN」で開催されました。 ミシュランシェフこだわりのフレンチコース料理と日本酒ペアリングの味わいをご紹介します。

「吟天」のお酒と楽しむ夏のフレンチ

代々木上原の正統派フレンチ・「エミュ emuN」

今回は渋谷区・代々木上原の正統派フレンチ料理店にて開催。
笹嶋シェフのお料理に合わせ、「吟天」代表・小田切がペアリングするお酒をチョイスしました。


emuN(代々木上原)

ミシュランシェフ・笹嶋伸幸氏

1968年生まれ。専門学校卒業後、8年間修業して渡仏。 パリの「ラングル・ド・フォーブルグ」「ルカ・キャルトン」などで研鑽を積む。 パリの名店「タイユヴァン」では、ポワソニエとして腕を振るう。
『季節感』『食感』『香り』を念頭に五感による知覚を踏まえ、フレンチの伝統に新しい感性をプラスした温故知新をテーマとした料理をふるまう。信頼のおける生産者の思いがたくさん宿る旬の野菜たちや豊後水道、北陸の魚を現代版に軽くアレンジしたソースなどは深みや広がりがある。”胃に負担のかからない料理”を心掛けている。

【emuN

【emuN ①】イワシのプロバンス風 x 水芭蕉 Pure(笹嶋シェフ)

イワシをプロバンス風に仕上げました。イワシの旨味を日本酒が引き立て、相性は抜群です。トマトの酸味やハーブの香りも相まってとても華やかな味わいとなります。#魚介 #真鰯 #プチトマト

本格フレンチ×吟天のペアリング

今回は、吟天シリーズ含め5種のお酒とのペアリングを楽しみました。 それぞれの味わいとペアリングの感想をお届けします。

<加賀太きゅうり × 吟天白龍2021>

コースのスタートは、加賀太きゅうりを使った洋風茶碗蒸しのようなお料理。
 出汁ときゅうりでできた茶碗蒸し風の素材に、きゅうりのジュレと雲丹が添えられています。涼しげなお皿も美しく、きゅうりづくしの夏らしい一品です。


 合わせるのは、『吟天白龍2021』。シャンパンのような美しさときめ細やかな泡にうっとりした気持ちになります。
 発酵時に生じるクエン酸のさわやかな酸味は夏野菜と相性バッチリ。甘さがないお酒のため、雲丹の濃厚さともマッチしていました!しっかりとした旨みもあるので、出汁料理の旨みを引き立ててくれます。
 炭酸をしっかり感じられ、喉越しさわやかなお料理とよく合っていました。

トマト・剣先イカ × GINTEN blanc

 スパゲティの上に剣先イカのソースとトマトシャーベット、泡を添えたおしゃれな一品!
 ヤリイカの甘味と冷たいトマトの酸味が口いっぱいに広がり、泡がスッと口の中で溶けました。


 合わせるのは、『GINTEN blanc』。ラベルのビジュアルも、甘さがなくさらっとした味わいも、まるでワインのようですが、お米由来のためワインよりも生の魚介と合います!
 黒オリーブをアクセントに、ヤリイカの旨みをしっかり噛んで味わった後、クエン酸の酸味さわやかなblancを口に含むと、大人の余韻を感じました。

和歌山県産鮎 × 吟天白龍2016

 鮎を小麦粉でこんがりとフライ。サクサクの衣とほくほくとした鮎の食感の対比が楽しい一品です。全体にまぶされた塩でうすめの衣を楽しみます。
 「骨まで食べるのが日本酒ツウ!」と参加者全員、骨までペロリ。


 合わせるのは、『吟天白龍2016』。クエン酸の上品な酸味が、揚げ物にレモンを絞ったかのような味わいをプラスしてくれて、後味を軽やかにしてくれました。

沖縄県産スジアラ・モロヘイヤ × 吟天白龍2016

 やわらかなスジアラに、とろみのあるモロヘイヤソースをかけた、見た目華やかな一品。


 合わせるのは、『吟天白龍2016』。ソースに含まれたグレープフルーツの酸味と、レモンのような味がマッチ。
 穏やかな泡とまったりしたソースとのペアリングを口の中で楽しみました。

池田牛イチボ・四万十町産塩麹 × 吟天光龍2021

 今回のメイン!塩麹でつけられた十分に柔らかい牛肉は、噛めば噛むほど旨みが口いっぱいに広がります。
 とうもろこしのパンケーキと、とうもろこしを小麦粉と混ぜて炊いたお料理とともにいただきます。


 合わせるのは、『吟天光龍2021』。氷温保存の熟成により昇華したふくよかな旨みはまるで白ワインのようで存在感があり、ジューシーなお肉との幸せなマリアージュを楽しみました。フルーティーなので、お肉を胃もたれせずすっきりと食べられるお酒でした。

バナナ・マンゴー × 吟天× LIBROM 自然米&あまおう

 ジューシーなマンゴーにバナナヨーグルトソースをかけた、夏を感じるデザート。


 合わせるのは、『吟天× LIBROM 自然米&あまおう』。あまおうを12kgふんだんに使用した贅沢なお酒です。可愛らしいパッケージから甘そうなイメージですが、意外とさらっと飲めてデザートとでも過分にはなりません。
 お米のミルキーな甘さがメインでほんのり苺の後味が残り、バナナとマンゴーと一緒にトロピカルな味わいに。
 今回は飲みごろのお酒をご用意。日本酒はお米を使用しているので、出来立ては鋭さがありますが、一年寝かせると、マイルドでまろやかな味になるそうです。おかげで、まったりしたソースとしっかり合っていました!

口福なひとときを、吟天とともに

 代表・小田切の想いと、笹嶋シェフとの夏料理のコラボレーションをお届けしました。
 吟天は、バターを使ったようなきっちりとしたフレンチ料理はもちろん、今回のような和食寄りのフレンチ料理に合わせるのがさらにおすすめ。
 私もふだん日本酒を飲まない若者の一人ですが、「ワインよりもフレンチ料理に合う!」と、初めての出会いに感動し、新たな口福の扉を開けてしまいました。


 「新しい”口福”を体験してみたい!」 方は、ぜひペアリング会へ!

☆ペアリング会の詳細は『吟天グルメ』でチェック

吟天SHOPサイトでも受付いたします。

ライター紹介

いのうえ れみ


酒豪型遺伝子出現率No. 1の秋田県出身。
広告代理店にてディレクターをしながら、ライター活動を開始。
食べることと書くこと、ピアノを弾くことが好き。日本酒初心者のため勉強中!

レシピ考案

笹嶋伸幸

笹嶋伸幸

代々木上原『emuN(エミュ)』のシェフ

スパークリング日本酒・awa酒、厳選地酒の通販は吟天へ

豊富なスパークリング日本酒・awa酒、厳選した地酒の日本酒オンラインショップ、吟天。
近年、女性人気も高まっている日本酒のご購入には吟天をご利用ください。
通販での販売に加え、日本酒ペアリング食事会(毎月第二火曜)を主催。
随時開催のフレンチ・イタリアンのペアリング会もございます。
吟天シェフ酒サイトでは、日本酒とさまざまなお料理とのペアリングをご紹介し、
さらに美味しく、楽しい日本酒の世界へご案内いたします。

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