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吟天ペアリング会(第3回 サンプリシテ:代官山)

新作発表の解禁を受け、12月9日 ミシュラン2年連続一つ星獲得 Simplicite(サンプリシテ / 代官山 ) にて第3回新商品ペアリング会を開催いたしました。

魚介類の料理を得意とするSimplicite(サンプリシテ)代官山  相原シェフとのコラボレーションによるペアリングディナーでは吟天ブランド3酒を含む、全6酒の日本酒をフレンチのフルコース料理と共にお楽しみいただきました。その様子をご紹介いたします。

( 写真左より ) 白エビを10日ほど寝かせ、パプリカ・スパイスを効かせた大葉巻き / 九絵のカマ(頬肉)の贅沢な冷静ソーセージ /薄くスライスして生ハム風に仕上げた中トロ / 燻製タコ(写真中央)/ アンデュエット風 九絵のソーセージ / タコの頭とシラスをイワシのコンソメを固めた、テットドフロマージュをイメージしたひと匙

・海 シャルキュトリー

シャルキュトリーとはハム・ソーセージなど食肉加工品を総称していますが、魚料理に精通したサンプリシテでは魚介類での構成で提供しています。魚介本来のうまみを最大限に引き出し、多種多様な手法でシャルキュトリーとして仕上げ、口に運ぶたびに新たな体験をもたらしてくれます。

左上 *1 毛ガニ キャビア  左下*2 甘鯛 シャーレ内にマドレーヌ 右*3 あん肝 いくら

・毛ガニ キャビア (写真*1)

バケットは海藻バターで香りつけされており、毛ガニの甘さ、キャビアの塩味が三味一体となって味覚と嗅覚を楽しませてくれます。

・甘鯛 / マドレーヌ (写真*2)

土台のビスケットのまろやかな塩味と甘みが甘鯛の甘みを引き立て、ポルティエバターが上品なコクを演出してくれる。下のシャーレ内に石のように見えるのが黒オリーブのピューレを冷やし固めてマドレーヌ。口に入れた瞬間、中のピューレがまるでウイスキーボンボンを食べているかのように、口いっぱいに広がります。

・あん肝 いくら (写真*3)

北海道余市の鮟肝をパリパリに焼き上げたガレットを包んで、いくらと海苔の風味を添えた一品。口の中でいくらのプチプチ感とあんきものまろやかでクリ―ミーなうまみとほんのりと鼻腔を抜ける磯の香りを楽しめます。

これらの素晴らしいお料理と合わせたのは『吟天 白龍 2016 スパークリング』。シャンパンと思わせるきめ細やかな泡とスッキリと華やかな味わいは、どのお料理とも相性がよく楽しめます。繊細な魚介料理の余韻を延ばし、魚卵の甘みを膨らませる、日本酒だからこそできる味わいを体験させてくれます。

玉手箱

蓋を開けるまえから漂う食欲をそそる香りは、開けた瞬間燻煙と共に全身を包み込みます。その煙の中からは一週間熟成のいわしを乗せた海苔のチップス。いわしのうまみと海苔の香ばしさ、アクセントのショウガがいわしのうまみをさらに引き立てます。

玉手箱には-6℃で2年間熟成させた『雪の茅舎 純米吟醸 山田穂(生)』をペアリングします。

生酒でありがなら2年間の熟成によりふくよかさを感じるまろやかな味わいに変化した山田穂(生)と旨味たっぷりの熟成いわしとの相性は抜群です。

河豚 百合根

河豚と北海道の雪の下で熟成させた百合根と合わせた一品。チーズのチップが食感と塩味のアクセントとなり、細かな角切りのトリュフは贅沢な余韻をもたらせてくれます。河豚のカットも通常の薄切りではなく、食感を楽しむため、キューブ状にカットし、百合根ペーストとあわせています。

こちらの前菜は新発売した『GINTEN blanc』をペアリングします。

ほのかに感じる甘みと白麹由来の酸味が、河豚の甘みや塩味の効いたチーズチップを引き立たせます。味や食感のバラエティさにGINTEN blanc が融合し、手が止まらない一品でした。

白子 黒米

栄光冨士 HYPERNOVA

北海道から届いた鱈の白子を藁で香ばしく炙った一品。古代米の黒米のイカ墨リゾット。

クリーミーな白子とコクのあるソース。ドライトマトのほんのりとした酸味と藁の香ばしい香りがアクセントとして、お料理全体を引き締めてくれます。

こちらとは『栄光冨士 極超新星 HYPER NOVA 純米大吟醸無濾過生原酒』をペアリングします。

フレッシュな華やかな香りと芳醇な甘味のある果実味。ドライトマトと合わさり、飯米の柔らかな舌触りに白子をどんどん口に運びたくなる味わいです。

黒鮑 菊芋

寒菊 Blue Sapphire

京都舞鶴から届いた黒鮑を餅粉とトリュフのパウダーで作った衣を付けて揚げた一品。鮑の旨味が詰まった白い泡のソース、下には菊芋のピューレとチップが敷かれています。ふっくら柔らかな黒鮑にサクッとした菊芋のチップとふんわり軽やかな鮑のソースが食感を楽しませてくれます。

そんな心躍る一品と合わせるのは『寒菊 Blue Sapphire -青玉- 純米大吟醸 無濾過生原酒』

ジューシーでありながらキレも兼ね備えているので、鮑の旨味を最大限に引き出しつつ、余韻を程よく切ってくれます。

九絵-クエ(モロコ)

吟天水龍 2018

長崎県五島列島から届いたクエ。

クエの上品なコクと甘みとパンチ力のある黒にんにくのソース。そしてパリッと香ばしいクエのうろこと甘酸っぱい金柑。メインディッシュは肉という概念を覆す、緻密かつ複雑に作り上げられた一品。

このスペシャルなメインディッシュと合わせるのはスパークリング日本酒『吟天 水龍 2018』

黒にんにくのパワーに負けず、金柑の爽やかさも引き立たせるスパークリング日本酒の力強い泡がクエの甘みをさらに感じさせる、3年熟成により奥行きのある味わいの吟天水龍でした。

ご参加いただきました皆様から日本酒ペアリングの新たな世界を感じたと、口々にお褒めいただく会となりました。

現在、吟天グルメでは、日本酒と各国料理とのペアリング会を定期的に開催しております。

参加ご希望の方は、吟天グルメ(フェイスブック)へご登録ください。随時、開催情報等をお知らせ位いたします。

吟天グルメ(フェイスブック)はこちらから

次回 2022年1月19日にはスリオラ(銀座)のスパニッシュとのペアリング会 募集中です。

ペアリング会のお申し込みはこちらから

皆様ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。

Simplicite 相原シェフ(左)

Simplicite代官山 オーナーシェフ 相原 薫 氏

現在、ミシュラン2年連続一つ星獲得し、注目度の高まっているレストランです。

相原シェフは神奈川県の出身。葉山の有名店「ラ・マーレ・ド・チャヤ」での勤務を経て渡仏し、ニームの「アレクサンドル」やジュネーブ(スイス)の「ドメーヌ・ド・シャトーヴィユー」など本場の数々の星付き店にて研鑽を重ねました。帰国後は「銀座レカン」でのスーシェフ(副料理長)就任を皮切りに、広尾の「レヴェランス」などにて料理長を歴任。2017年12月に独立し、「サンプリシテ」を開業しました。

店名の「サンプリシテ(Simplicite)代官山」は、一般に「単純な、簡素な」を意味するフランス語ですが、古代のフランス語では「誠実さ」といった意味合いもあったとか。同店にとって美味しさの原点であり終着点でもある「簡素さ」や「シンプル」であることに加え、何事においても“誠実な心=サンプリシテな心”を持てるようにとの思いが込められているそうです。